風と緑が彩る「人と人」のための空間。ここは「働けるオアシス」

2020年9月に完成したプラスアンサーの新事務所。
ここは「作業場としてのオフィス」とは一線を画す、新しい価値観を持った空間。

軽ろやかな空気が流れる「オアシス」のようなこの場所が、ひとりひとりのベストを引き出し、常に良いものを創り続ける。
目指したのは働く人たちの心地よさと、円滑なコミュニケーションをかなえる空間づくりです。

この事務所には私たちの理想とする「会社の在り方」を体現するための工夫がたくさん詰まっています。

前事務所からの移転計画が動き出したのは2020年3月。
まだ寒さの残る春先のこと、移転先候補としていた物件の下見に訪れました。

事業拡大に伴い、手狭になってしまった前事務所。
移転を決めた私たちの目標は「働けるオアシス」を作ることでした。

会社は人間で出来ています。
そんな会社の要ともいえる「働く人たち」の能力を最大限に引き出すこと。
そしてそのコミュニケーションを活性化していくことで、もっと新しくもっと良いものを生み出すことが出来る。

「思い立った時にすぐミーティングができる場所がほしい」
「いつでも誰とでもカジュアルにコミュニケーションがとれるような雰囲気を作りたい」
「ゆとりのあるスペース、スマートな動線でストレスフリーを目指したい」

そんな今回の設計で重視したポイントは2つ。
「開放感」、そして「利便性」です。

ガラス張りの大会議室、フロアの中心には談話スペースとドリンクサーバーを設け、各セクションの部屋を横並びに配置。

事務所全体に温かみを演出するため、照明は一般的なオフィスで用いられる蛍光灯は使用せず、ダウンライトやスポットライトを配置しています。
暖色系のダウンライトでもデスク周りの照度を十分にさせるため、照明計画には入念な時間を費やしました。

そして2カ月の工事を経て、プラスアンサーの新事務所は完成。
入口をはいるとすぐ右手に受付カウンターが出迎えます。

カウンターはプラスアンサー社長が自ら設計し制作した特注品。
壁面に丸みをつけることで、シックな雰囲気の中にもなごやかな印象を与えられるようなエントランス設計を意識しました。

そして目を引くのはガラス張りの大会議室。

最大収容15名の広さがあるこの会議室は、フロアの中でも圧倒的な存在感。
間接照明を用いて「浮かび上がる」ようなライティングを意識し、重厚感のある雰囲気を作りました。
壁面にはホワイトボード、プロジェクターも完備し実用性もバッチリ。

事務所の中心になっているはこの談話スペース。
「カジュアルなコミュニケーションの場」わかりやすく実現した空間です。
ゆったりとした二人掛けの壁付けソファーは、軽い打ち合わせや来客対応に丁度良い広さ。ランチタイムにも最適です。

応接室は照明計画によってプライベートな雰囲気のある特別な空間に。
天井、壁面の細かいの造形にもこだわることで全体の高級感を底上げしています。

全体に説得力のある「黒」をベースにしながらも、明るい木目調の床や、ガラスの壁、ところどころに散りばめられたグリーンで心地よい抜け感を演出。
細かいこだわりによって絶妙なバランスを保った心地の良い雰囲気を作り出しています。